私の人となり。出会い。

私の経歴

営業をしないことだけは心に決めて転職

いくつかのブラック企業で仕事をしてきました。主に営業です。年功序列・古い慣習・退屈な日々・色々なものに嫌気がさして、あと40年もこの生活を続けることが遅くなりベンチャー企業に転職しました。

とはいえ、エンジニアというわけでもないので、何ができるわけでもありません。かといって営業にはならないつもりで転職をしました。

営業という仕事は素晴らしいし、難しい仕事です。否定をする気はありません。ただ、目の前の顧客と向き合う、足で稼ぐみたいな方向性が私の思想とあまりマッチしなかっただけのことです。また、営業向きの才能みたいなのを目の当たりにすることも多くありました。私は全体の中で上位になることはできるとしても、この中で頂点を目指すことはできないし、それだけの思いがないことにも気づきました。

 

カスタマーサクセスという概念との出会い

とすると何ができるのか・・?

未だにこれという答えは見つかりませんが、当時の私はたまたま立ち上げ期のカスタマーサクセスに出会いました。とはいえ、カスタマーサクセスとは名ばかりで「コールセンター」&「営業/開発/コーポレート以外」の仕事が業務範囲のすべてと言わんばかりの状態、非常に大変な数年間でした。

私は当時エクセルを表計算程度でしか使ったことがなく、知っている関数はSUM関数くらいなもの。「VLOOKUP・・?エンジニアの方がやるものですよね??」という感じ。そんな状態の中スプレッドシートという素晴らしすぎるツールと出会いました。

 

スプレッドシートという革命

以前の会社では、会社自前のネットワークがあり、その中のフォルダに共有Excelを入れておく。同時に操作してはいけないので、口頭で声をかけてから使うなんて日々でした。その苦労を無料ツールが解決してくれるなんて・・・。しかもどこでもいつでも操作できるんですから。スプレッドシートの存在を教えてくれたことについては、感謝しきれません。笑

 

その後の歩み

とはいえ、そのままスプレッドシートに魅せられて・・なんてことはありませんでした。日々に忙殺されていましたし、自身の興味性がそこにあるとはあまり理解できていなかったのです。

その後、本格的にカスタマーサクセスチームの立ち上げ(主に顧客のオンボーディング)に携わることになりました。チームを運営するためにはどうしてもデータのようなものの取り扱いが必須となることに気づきました。データがないと定量的な目標の一つも立てられないんですもの。笑

そんな必然の中で、模索を続けました。データをいじるような業務は苦じゃなかったし、誰にでもできることだと思っていたので、大したことをやっている認識はありませんでした(今でもそんなにすごいことをしているとは思っていませんが。)

しかし、中途で後から入ってくる人から褒めていただいたり、エンジニアの方ともお話する中で、ある程度自分のやっていることには汎用性があり、業務で役立つレベルのことをできているのだという認識をしました。

まぁこういうのって興味性の問題なんですよね。同じことをした時に苦だと感じるのか、特に何にも感じないか、楽しいと感じるのか。特にデータ関連っていうのは地道な作業が多いので、忌み嫌う人も多い分野です。それをたまたまそんなに苦だと思わなかった、ビジネス側の人間としては珍しい人種だったのでしょう。

その後はデータに近い仕事を任せてもらうようになりました。とはいえ、プロのエンジニアの足元にも及びませんが。飽くまでビジネス側にいるデータやツール好きのおじさんって感じですね。笑